モテすぎ男子に溺愛されてます!
今までたくさん練習したけど、全然上手くならない。



自信満々にオムライスは得意なんて言わなきゃ良かった。



後悔と悲しさで少し涙が滲み始めた時、哀が頬を優しく撫でた。



驚いて哀を見ると優しく微笑んでくれていた。




「俺は紫乃の作った料理が食べたい。だけど無理はして欲しくない。紫乃を否定してるわけじゃない」



私が作った料理なんて焦げ焦げになるかもしれない。



美味しくないかも知れない、なのに食べたいと言ってくれる人がいる。



なのに、私はなんで弱気になってるんだろう。



優しさに涙がポタっと床に落ちて止まらない。
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