モテすぎ男子に溺愛されてます!
「俺の作ったスープ美味い?」



「ええ、それはもちろん!!美味しすぎるくらい!」



「それなら良かった」



私のオムライスの感想は無いんですか……。



まぁ、なくて当然だけど。



じっと見つめすぎていたのか、私の方を向いた。



「何」



「別に何も」



不思議そうに頭を傾げたあと、さっきと同じようにご飯を食べ始めた。



そうやってご飯を食べている間は無言。



何も話さないし、哀のことを見たら時々目が合うくらい。



それがなんとなく、少しだけ寂しいなって思ってしまう。



「ごちそうさまでした」



私よりも食べるのが早い哀が、ごちそうさまでしたと言って立ち上がる。
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