デスゲームアイドル デスゲーム学園からの大脱出
デスゲーム『シークレット・キューブ・シックス』
連れてこられた遊戯室は薄暗い広めの部屋だった。
部屋全体が黒い壁で覆われているのでまるで異世界に入ったような印象を受ける。
部屋の真ん中には縦長の大きなテーブルが置かれてある。
テーブルの手前と奥に椅子が置かれているということから考えて、私たちは今からこのテーブルに座って何かのデスゲームを行うのだろうか。
「注目、今回は私がデスゲームの審判を務める!」
大きな声の方を向くとテーブルの横に黒いマスクをかぶった黒服が立っている。
部屋にはいくつものカメラが設置されていて、おそらくカメラの向こうにはたくさんの視聴者がいるのだろう。
「それでは最初の対戦を始める。希望者はテーブルに着きなさい」
審判の掛け声が上がると、クラスのみんなが一斉に私を取り囲んでテーブルに引っ張っていく。
私を片方の椅子に座らせて、皆が口々に俺と私と対戦しようと迫ってくる。
初心者の私なら勝ちやすいと思われているんだ。
「みんな、そんなにせかすと有月さんが困るよ」
真桑が静かに告げると周りのみんなが押し黙る。
「まずはクラス委員として、僕が有月さんにこの学園のデスゲームを教えてあげるよ」
真桑は三日月のような笑みを浮かべると対面の席に着いた。
その様子を見てみんなおいしい獲物をとられてしまったと諦めたようにテーブルから離れていく。
「それでは今回のデスゲームの説明をする。対戦ゲームは『シークレット・キューブ・シックス』だ」
審判がデスゲームの開始を宣言するが、そのゲームの名前は全く聞いたことのない名前だった。
この学園オリジナルのデスゲームだろうか。だとすると初めてプレイする私は圧倒的に不利だ。
部屋全体が黒い壁で覆われているのでまるで異世界に入ったような印象を受ける。
部屋の真ん中には縦長の大きなテーブルが置かれてある。
テーブルの手前と奥に椅子が置かれているということから考えて、私たちは今からこのテーブルに座って何かのデスゲームを行うのだろうか。
「注目、今回は私がデスゲームの審判を務める!」
大きな声の方を向くとテーブルの横に黒いマスクをかぶった黒服が立っている。
部屋にはいくつものカメラが設置されていて、おそらくカメラの向こうにはたくさんの視聴者がいるのだろう。
「それでは最初の対戦を始める。希望者はテーブルに着きなさい」
審判の掛け声が上がると、クラスのみんなが一斉に私を取り囲んでテーブルに引っ張っていく。
私を片方の椅子に座らせて、皆が口々に俺と私と対戦しようと迫ってくる。
初心者の私なら勝ちやすいと思われているんだ。
「みんな、そんなにせかすと有月さんが困るよ」
真桑が静かに告げると周りのみんなが押し黙る。
「まずはクラス委員として、僕が有月さんにこの学園のデスゲームを教えてあげるよ」
真桑は三日月のような笑みを浮かべると対面の席に着いた。
その様子を見てみんなおいしい獲物をとられてしまったと諦めたようにテーブルから離れていく。
「それでは今回のデスゲームの説明をする。対戦ゲームは『シークレット・キューブ・シックス』だ」
審判がデスゲームの開始を宣言するが、そのゲームの名前は全く聞いたことのない名前だった。
この学園オリジナルのデスゲームだろうか。だとすると初めてプレイする私は圧倒的に不利だ。