デスゲームアイドル デスゲーム学園からの大脱出
「それじゃ、さっそく」
何をするのかと思うと、シュウくんはいきなりぼろぼろの服を脱ぎだした。
「えぇええ、何してるのよ!」
「何って、着替えだよ。見たらわかるだろ」
シュウくんはパンツ1枚になると、ささっと購入した服を身につけた。
もう、なんなのこいつ。頭がいいのか、バカなのかわかんない。
シュウくんは脱いだ服を売店のごみ箱の周りに広げると今度ははさみを購入した。
「なあ、蒼、適当でいいから髪切ってくんない?」
「はあ?」
「自分じゃさすがに切れないからさ。伸びすぎた前髪とかパパっと切るだけでいいから」
そう言うとシュウくんは自分の頭をゴミ箱の上に持ってくる。
なるほどそれで捨てる服をゴミ箱の周りに広げたんだと思いながら、もうワイルドすぎて文句を言う気も起きなかった。
私は本当に伸びすぎかなと思うところの髪を勢いに任せて一気に切っていった。
売店のおばさんが何やってるのよと言いたげな呆れた表情で見つめている。
私はおばさんに謝りながら、何とかシュウくんの髪を切りきった。
「ふう、さっぱりしたぜ。ありがとうな、蒼」
シュウくんが立ち上がると、身長はやや私より高い。
私はわずかに見上げるように間近でシュウくんの顔を見てしまった。
私の思考はその瞬間固まってしまった。
「かっこぴいじゃない!!」
衝撃すぎて噛んでしまった。
「ぴい?」
浅黒いけど彫りの深い整った顔。
アイドル的なハンサムじゃないどちらかというと生真面目な感じの雰囲気だけど、それが私の好みにドストライクだった。
「ふざけんな、あやまれ、くそう、むかつくなあ!!」
「えっ、俺なんで怒られてるんだよ」
こんな漫画みたいな不意打ちでキュンとさせられてる自分にイライラして、もうこの感情をどこにぶつけたらいいのかわからない。
「もう、とにかく、脱出デスゲームがんばるわよ!」
私の意味不明な言動に固まっているシュウくんは頭だけ動かして頷いた。
その日の夕方、私たちの脱出デスゲームの日程が3日後と決まった。
何をするのかと思うと、シュウくんはいきなりぼろぼろの服を脱ぎだした。
「えぇええ、何してるのよ!」
「何って、着替えだよ。見たらわかるだろ」
シュウくんはパンツ1枚になると、ささっと購入した服を身につけた。
もう、なんなのこいつ。頭がいいのか、バカなのかわかんない。
シュウくんは脱いだ服を売店のごみ箱の周りに広げると今度ははさみを購入した。
「なあ、蒼、適当でいいから髪切ってくんない?」
「はあ?」
「自分じゃさすがに切れないからさ。伸びすぎた前髪とかパパっと切るだけでいいから」
そう言うとシュウくんは自分の頭をゴミ箱の上に持ってくる。
なるほどそれで捨てる服をゴミ箱の周りに広げたんだと思いながら、もうワイルドすぎて文句を言う気も起きなかった。
私は本当に伸びすぎかなと思うところの髪を勢いに任せて一気に切っていった。
売店のおばさんが何やってるのよと言いたげな呆れた表情で見つめている。
私はおばさんに謝りながら、何とかシュウくんの髪を切りきった。
「ふう、さっぱりしたぜ。ありがとうな、蒼」
シュウくんが立ち上がると、身長はやや私より高い。
私はわずかに見上げるように間近でシュウくんの顔を見てしまった。
私の思考はその瞬間固まってしまった。
「かっこぴいじゃない!!」
衝撃すぎて噛んでしまった。
「ぴい?」
浅黒いけど彫りの深い整った顔。
アイドル的なハンサムじゃないどちらかというと生真面目な感じの雰囲気だけど、それが私の好みにドストライクだった。
「ふざけんな、あやまれ、くそう、むかつくなあ!!」
「えっ、俺なんで怒られてるんだよ」
こんな漫画みたいな不意打ちでキュンとさせられてる自分にイライラして、もうこの感情をどこにぶつけたらいいのかわからない。
「もう、とにかく、脱出デスゲームがんばるわよ!」
私の意味不明な言動に固まっているシュウくんは頭だけ動かして頷いた。
その日の夕方、私たちの脱出デスゲームの日程が3日後と決まった。