デスゲームアイドル デスゲーム学園からの大脱出
現実と虚構の境界があいまいになる夢の世界へようこそ
ジャンケンでカードをめくる順番を決めるとルルリちゃんのコンビが先番となった。
さっそくテーブルに広げられたトランプの上をクロネコがゆっくりと歩いていく。
私とシュウくんは本当にネコがトランプを選ぶのだろうかと司会さんから借りた時計で計りながら、じっくり眺めていた。
そして25秒ほど経ったとき、不意にネコの動きが止まり右前足で1枚のトランプの上をトントンと2回叩いてニャーと鳴いた。
どんなしつけをしているのだろう。
私たちは素直に驚いた。本当にネコがカードを選んだように見える。
「じゃあ、そのカードをめくってくれる?」
ネコが選んだカードはルルリちゃんから一番遠いところにあるカードだったので、シュウくんがネコの選んだカードをめくる。
ダイヤの8だ。
赤のカードなので、ルルリちゃんはハートの8をめくれば私に8の分だけ毒を注入できる。
カードがめくられたのを確認したのか、ネコが今度はトコトコと飼い主の彼女の目の前まで歩いていく。
先ほどとは反対に彼女の目の前にある一番近いカードを選び、同じく前足で2回叩いた。
彼女はそのカードをゆっくりとめくる。
私とシュウくんはそのカードに目を見開いた。
ハートの8!
「あら、運がいいわね、いきなりマッチしちゃったわ」
「あーっと、これはすごい。情報ゼロの中からいきなりプレイヤー赤音が赤の8をマッチさせた!」
「どういうこと、シュウくん」
「わからない。考えるデータが少なすぎる」
確かにまだゲームの最初のターンだ。偶然揃った可能性ももちろんある。
さっそくテーブルに広げられたトランプの上をクロネコがゆっくりと歩いていく。
私とシュウくんは本当にネコがトランプを選ぶのだろうかと司会さんから借りた時計で計りながら、じっくり眺めていた。
そして25秒ほど経ったとき、不意にネコの動きが止まり右前足で1枚のトランプの上をトントンと2回叩いてニャーと鳴いた。
どんなしつけをしているのだろう。
私たちは素直に驚いた。本当にネコがカードを選んだように見える。
「じゃあ、そのカードをめくってくれる?」
ネコが選んだカードはルルリちゃんから一番遠いところにあるカードだったので、シュウくんがネコの選んだカードをめくる。
ダイヤの8だ。
赤のカードなので、ルルリちゃんはハートの8をめくれば私に8の分だけ毒を注入できる。
カードがめくられたのを確認したのか、ネコが今度はトコトコと飼い主の彼女の目の前まで歩いていく。
先ほどとは反対に彼女の目の前にある一番近いカードを選び、同じく前足で2回叩いた。
彼女はそのカードをゆっくりとめくる。
私とシュウくんはそのカードに目を見開いた。
ハートの8!
「あら、運がいいわね、いきなりマッチしちゃったわ」
「あーっと、これはすごい。情報ゼロの中からいきなりプレイヤー赤音が赤の8をマッチさせた!」
「どういうこと、シュウくん」
「わからない。考えるデータが少なすぎる」
確かにまだゲームの最初のターンだ。偶然揃った可能性ももちろんある。