空に恋をする。
そんな人に彼女いたんだぁ

物好きも居るもんだねぇ〜って、失礼か...。


「でも絶対私は春太郎くん派だなぁ」

「あぁ、いつも一緒にいる人だ」

「そうそう。」


三木 洸介くんと橘 春太郎くんはいつも一緒にいて、三木 洸介くんが金髪なのに対して、橘 春太郎くんは黒髪。

三木くんの方は喧嘩をしてて、目立ってるけど橘くんの方は喧嘩の話なんて一切聞いたことない。

だから正反対だなぁって思いながらいつも見てたから知ってる。


「でー、美玲はどっちなの?」

「どっちってなにが?」

「そりゃ洸介くん派か、春太郎くん派どっちって話だよ〜」

「えぇ〜...」


この学校では三木くん派と橘くん派で分かれるくらいの人気者で、彼女の座を狙っている人がほとんどだ。


「強いて言うなら〜、橘くん派?」

「やっぱり!だよねぇ〜」


流石に喧嘩の噂が絶えない人の彼女になりたいとは思わない、絶対に。


「でもさなんで別れちゃったんだろうね?」

「噂によると理由はわかんないけど、洸介くんから振ったらしくて、彼女はまだ好きみたいだよ」

「へ〜」

「美玲、今適当に返事したでしょ」

「ばれた?」


めぐみにはお見通しみたいです。
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