キミには一番星を


私、次の授業に間に合うか心配で仕方がないです!お願いします。早くトイレから去ってください!

…私の願いが通じたのか、それから一分も経たないうちにトイレから去ってくれた。


「私の得意、かぁ」


ーこの独り言が誰かに聞かれていたことに、その時の私は気付かなかった。

< 7 / 59 >

この作品をシェア

pagetop