好きだと気づきたくなかった
思い出し。
「静葉ー!なに、ぼーっとしてるんだよ!」
「おーい、静葉ー?」
私は早々と教室に入って、呆然と席に座っていた。と、気付くとよく話す間柄の友達というべきなのか、私に絡んでくる、緑谷 かなめと城崎 柚里に声がかかっていた。
「なんかさ、最近、静葉、ぼーっとすること増えたよね?」
「ははーん、とうとう来たか!僕のこと好きになった?可愛いヤツめ!素直になれよ」
と柚里とかなめが交互に会話をどんどん進めていく。
「ちょっと!かなめ!それないでしょ、いくらなんでも女の子好きになったからってかなめじゃない気がする」
と柚里がかなめに言うとかなめは泣きそうに目をすくめ、ぷいっと顔を背けた。
柚里はこの3人の中でも、よく観察眼のある姉御肌のタイプ。かなめはショートヘアがよく似合う中学生のガキンチョみたいなやつ。運動は大の得意らしい。
「おーい、静葉ー?」
私は早々と教室に入って、呆然と席に座っていた。と、気付くとよく話す間柄の友達というべきなのか、私に絡んでくる、緑谷 かなめと城崎 柚里に声がかかっていた。
「なんかさ、最近、静葉、ぼーっとすること増えたよね?」
「ははーん、とうとう来たか!僕のこと好きになった?可愛いヤツめ!素直になれよ」
と柚里とかなめが交互に会話をどんどん進めていく。
「ちょっと!かなめ!それないでしょ、いくらなんでも女の子好きになったからってかなめじゃない気がする」
と柚里がかなめに言うとかなめは泣きそうに目をすくめ、ぷいっと顔を背けた。
柚里はこの3人の中でも、よく観察眼のある姉御肌のタイプ。かなめはショートヘアがよく似合う中学生のガキンチョみたいなやつ。運動は大の得意らしい。