恋愛日和 いつの日か巡り会うその日まで

次の日



7時を過ぎても
起きて来ない瀬木さんに
寂しさもありつつ
カウンターで一人で朝食を食べていた


昨日は沢山色々な事があり
いっぱい泣いたから寝れると思ったのに



瀬木さんと添い寝して
抱き締められて何度も交わした
口付けのせいで
むしろ寝られなかった。



『あら、立花さん暑いかしら?』


「い、いえ‥‥なんでもないですから、
 ほんと、大丈夫です!」


仲さんに伝わってしまうくらい
もしかしたら顔が赤いのかもしれない。




結局、私は長い間先輩と彼女のことを
勘違いをしてただけで、
素直に気持ちを伝えれたのに、
言わなくてもいいことを言った
大馬鹿ものということだ




「(離さないから……)」


あの言葉がずっと耳に残って、
全く眠れない夜を過ごしたから
また今日も寝不足だ‥


『食欲ないの?
 今日は全然食べてないじゃない。
 あら?一人だと寂しいかしら?』


「えっ?……あ、違います!!
 仲さんの料理はとても
 美味しいですから。」


『そう、ありがとう。』


心配させちゃいけないと
目の前のふわふわの
オムレツを食べ始める


夜中に喉が渇いて起きたときに、
離れの明かりがまだ付いていたから
瀬木さんきっと
遅くまで仕事をしてたと思う。


私のせいで
かなりタイムロスをさせてしまい
アシスタントとして反省だ。


カチャ


まさに瀬木さんがいる
部屋を眺めていれば
ちょうどドアが開いたので驚いた


「(ああ……やっぱり寝てない‥)」


ダルそうに欠伸をしながら
歩いて来る瀬木さんの綺麗な顔が
かなりの疲れを増してしまってしいる。


「‥‥おはようございます」


『ん……おはよ』


いつもと変わらない雰囲気のまま
瀬木さんは静かに
カウンターの椅子に座ったので
私は何も言わずにキッチンへと向かった

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