夜に沈む君の星になりたい。
結局3人で一口ずつお互いのを食べることになって、私は麻央のいちごを口に運ぶ。

甘酸っぱい果汁が口に広がった。

唐突に、今、唯織は何してるだろうと思った。

次に食べた私の抹茶のパンケーキは、思ったよりも甘くて、苦かった。


18時くらいには解散になって、私は学校の最寄り駅から電車に乗った。

いつも唯織と会う時間まであと5時間はある。

塾に行こうか悩んで、やめた。

とはいっても家には帰れないし、やることもないので深夜営業もしているファミレスに入って、結局勉強した。

店内は塾と違って家族や学生でにぎわっていて騒がしかったが、それはそれで居心地がいいことに気が付いた。

ドリンクバーを何度もお替りして、途中で夜ご飯を食べつつ、過ごした。
< 27 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop