夜に沈む君の星になりたい。
…数秒の沈黙。
「えっ、そっち系?!」
水季が目を見開いて私を見ている。
「そっち系、というと…」
「佐那の口から恋バナが聞けるなんて…そういうの絶対興味ないタイプだと思ってた…」
「興味ないわけじゃないけど、これって恋バナなの?」
「恋バナだよぉ。で、相手は?どんな人?」
「えっと、2個上の先輩で、よく塾の帰りに会って」
「同じ塾の人?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど…」
思い返してみると、私は唯織のことを全然知らない。
名前と、歳と、それから…。
毎日のように会っているせいで、知った気になっていた。
「それ、大丈夫なやつだよね?」
麻央が疑いの目を向けてくる。
「えっ、そっち系?!」
水季が目を見開いて私を見ている。
「そっち系、というと…」
「佐那の口から恋バナが聞けるなんて…そういうの絶対興味ないタイプだと思ってた…」
「興味ないわけじゃないけど、これって恋バナなの?」
「恋バナだよぉ。で、相手は?どんな人?」
「えっと、2個上の先輩で、よく塾の帰りに会って」
「同じ塾の人?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど…」
思い返してみると、私は唯織のことを全然知らない。
名前と、歳と、それから…。
毎日のように会っているせいで、知った気になっていた。
「それ、大丈夫なやつだよね?」
麻央が疑いの目を向けてくる。