死んでからも、愛してください。



そんなわたしとは対照的に眉を下げて、怒ったような顔をしている。


…まあそうですよね。


怒ってますよね…。






「何してんだこんな所で」


「いやー……休憩…?」


「サボりだろ」






えへへ、と笑って誤魔化す。






「歩ちゃんは何してるの?」


「南を探してたに決まってるだろ、後その呼び方やめろ」






探してた。


いない生徒を探すのは先生として当たり前。


だけど、歩ちゃんにそう言われるとなんだか嬉しくて。


特別扱いされてるみたい。


< 27 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop