死んでからも、愛してください。



小さなバケツを手に持った光くんが歩いてくる。


置いていったわたしの砂場遊びセットをバケツに入れて持ってきてくれたみたい。






「にーちゃん、もうちょっと遅く来てよ」


「もう充分遊んだだろ」


「僕まだ遊びたい」


「だめだ、はなちゃんを家まで送らないと」


「はなも遊びたーい!!」






駄々をこねるのもいつも通り。


そんなわたし達をなだめて何だかんだ、家路に着く。


そんな毎日もわたしが大きくなるにつれて無くなっていって、今では────。


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