初恋ゴースト
第一章
夏帆bar
おかしいでしょ!!おかしいでしょ!?
高校二年の普通、、、(そうしておこう)の女子、藤森夏帆はただただ困惑していた。
目の前には学年一の遊び人と名高い、、あれ?そうだっけ?
まあ、そうらしい男子、宮木、、、、、、深、?とかいう黒髪サラサラ顔面神男子が手を出して頭をさげている。
こんなイケメン、、、私の中学校にはいなかったんだけど??!!!
さらりと同じ中学校だった男子たちに失礼な発言を脳内でしていることに夏帆は全くと言っていいほど気づいていなかった。
(そういう夏帆も、年齢=彼氏いない歴なのでこれを聞いた同中の男子全員にツッコまれそうなのだが)
ふっと顔を上げた深はこのくらいの年の男子には少し珍しい少し高めの声で「急にごめんね。返事はまた後ででいいから。じゃあまた」そう言って校舎に向かって走り出していってしまった。あの様子だとどうやらドッキリの類ではないだろう。
他に観客らしき人物なんてみえなかったし。でも、もしドッキリだったら、、、、まあ大丈夫か。
どうせ記憶なんてノコラナイんだし。てか、髪サラッサラだったなー。なんのシャンプー使ってんだろ?気になるー。
そんなしょうもないことを考えながら夏帆は校庭の隅に置いておいたスクールバッグを背負って、校門に向かっていった。
深bar
この人じゃなかったら、オレ半分終わりだ、、。
俺は、目の前にいる女子、藤森夏帆に告白している。まあ、喋ったことなんかないんだけど。
クラスでもそこまで有名じゃないし、いつも空気に溶け込んでる感じのやつで、性格が優しいってのはあるんだろうけど、透けてるみたいだ。
まあ、俺も似た様な感じかー。今じゃ目立ってるんだろうけど、どうせ俺の夢が達成できたら、あっさり忘れるんだろうからな。
そう考えると、甘ったるい香水の香りを身にまとってくる女も、普通の女子も、地味な子も、バチバチにメイクしすぎて原型がわかんねえ女も、少し可哀そうに思えてくる。だって、恋したって意味ないやつに時間を割いてくれてるんだもんな。
ごめん。と心の中で毎回思う。たとえ運命の相手が見つかっても一人にさせちゃうんだろうし。
でも、運命の相手ってどうやってわかるんだ?相手の頭の上にハートマークがでるとか?
それだったらめちゃくちゃ見つけやすいのに、、、、、
「あんの、天使、、ぜってーなめてるよな、俺の事!」深の声色がガラリと変わる。先ほどまでイケボだったのに、ヤンキーボイスに早変わり。
明らかに怒りを滲み出している深の脳内にあるシーンが浮かぶ。
「はい、、?ちょ、ちょっと待ってください。俺、成仏できないんですか?」金色の雲が浮かぶ場所。天界。
交通事故であっさり亡くなった俺は俺の魂担当の天使の発言に俺は倒れそうになる。
「そうねえ。まあそうゆうことになるかなー。ごめんねテヘペロ」やけにチャラすぎる天使だということにも驚いていたのに「成仏できない」という新事実付き!わあすごい!ひどすぎる!これでもちゃんと生きてきた方だと思ったんだけどな、俺。
担当はちゃんとした天使&人間への輪廻転生というのを可能にするにはカンボジアに学校造るとかしなきゃいけないのかな、、、、、知らんけど。天界の仕組みとか分かんないけど。泣いちゃうよ?俺。
そんな俺に天使はやけに甘ったるい声で「貴方、、、、イケメン!めっちゃ顔面偏差値たっかい!私の好みー!」などと死ぬほど関係のない事を言ってくる。さすがの俺もキレる寸前。「え、あの。そういうのいいんで。え、?本当に無理なんすか?俺が成仏すること」少しドスのききかけた声になりつつも、冷静になろうと頑張って心を落ち着かせる。
「うーん、、、無理ってわけじゃないけど、、ま!いいや。ほんとはいけないんだけど、君、私の好みだから教えちゃう。簡潔に言うと成仏するにはねー、運命の人を見つけてきてーその人と結ばれなきゃいけないの。そうすれば無事解決!ってわけ。」純真無垢そうな笑顔でいとも簡単に言いのける。「いやいや!あのさ、あんた天界にいるからわかんねーだかもしんねーけど、世界の人口知ってる!?女性は38億!その中から探すのどれだけ大変かわかって、、」「あーもう、五月蠅いなあ。ちょっと黙って。もうすぐ大事なドラマの最終回始まるから!とりあえず、運命の人の近くに転送してあげるから頑張って!じゃ!」天使がそう言い終えるのと同時に俺はこの高校近くのアパートの一室にいたって訳。
めちゃくちゃご丁寧に生徒証と制服入りのスクールバッグも置かれてたから、結構なヒントであることは確か。
それに転校生としての手続きもされてあったぽいからそこはすげえって思った。
だからこそ、運命の相手って簡単に見つかるくね?って思っちゃったんだよ俺。
でもさ、いざ行ってみれば、深山高校は私立でしかも全校生徒700人越えの超マンモス校だったんだ。
そんな中で俺の運命の相手を探すと思うと心がズーンと重くなるんだよなあ、、、
ああ、早く成仏したいわ、、、、
おかしいでしょ!!おかしいでしょ!?
高校二年の普通、、、(そうしておこう)の女子、藤森夏帆はただただ困惑していた。
目の前には学年一の遊び人と名高い、、あれ?そうだっけ?
まあ、そうらしい男子、宮木、、、、、、深、?とかいう黒髪サラサラ顔面神男子が手を出して頭をさげている。
こんなイケメン、、、私の中学校にはいなかったんだけど??!!!
さらりと同じ中学校だった男子たちに失礼な発言を脳内でしていることに夏帆は全くと言っていいほど気づいていなかった。
(そういう夏帆も、年齢=彼氏いない歴なのでこれを聞いた同中の男子全員にツッコまれそうなのだが)
ふっと顔を上げた深はこのくらいの年の男子には少し珍しい少し高めの声で「急にごめんね。返事はまた後ででいいから。じゃあまた」そう言って校舎に向かって走り出していってしまった。あの様子だとどうやらドッキリの類ではないだろう。
他に観客らしき人物なんてみえなかったし。でも、もしドッキリだったら、、、、まあ大丈夫か。
どうせ記憶なんてノコラナイんだし。てか、髪サラッサラだったなー。なんのシャンプー使ってんだろ?気になるー。
そんなしょうもないことを考えながら夏帆は校庭の隅に置いておいたスクールバッグを背負って、校門に向かっていった。
深bar
この人じゃなかったら、オレ半分終わりだ、、。
俺は、目の前にいる女子、藤森夏帆に告白している。まあ、喋ったことなんかないんだけど。
クラスでもそこまで有名じゃないし、いつも空気に溶け込んでる感じのやつで、性格が優しいってのはあるんだろうけど、透けてるみたいだ。
まあ、俺も似た様な感じかー。今じゃ目立ってるんだろうけど、どうせ俺の夢が達成できたら、あっさり忘れるんだろうからな。
そう考えると、甘ったるい香水の香りを身にまとってくる女も、普通の女子も、地味な子も、バチバチにメイクしすぎて原型がわかんねえ女も、少し可哀そうに思えてくる。だって、恋したって意味ないやつに時間を割いてくれてるんだもんな。
ごめん。と心の中で毎回思う。たとえ運命の相手が見つかっても一人にさせちゃうんだろうし。
でも、運命の相手ってどうやってわかるんだ?相手の頭の上にハートマークがでるとか?
それだったらめちゃくちゃ見つけやすいのに、、、、、
「あんの、天使、、ぜってーなめてるよな、俺の事!」深の声色がガラリと変わる。先ほどまでイケボだったのに、ヤンキーボイスに早変わり。
明らかに怒りを滲み出している深の脳内にあるシーンが浮かぶ。
「はい、、?ちょ、ちょっと待ってください。俺、成仏できないんですか?」金色の雲が浮かぶ場所。天界。
交通事故であっさり亡くなった俺は俺の魂担当の天使の発言に俺は倒れそうになる。
「そうねえ。まあそうゆうことになるかなー。ごめんねテヘペロ」やけにチャラすぎる天使だということにも驚いていたのに「成仏できない」という新事実付き!わあすごい!ひどすぎる!これでもちゃんと生きてきた方だと思ったんだけどな、俺。
担当はちゃんとした天使&人間への輪廻転生というのを可能にするにはカンボジアに学校造るとかしなきゃいけないのかな、、、、、知らんけど。天界の仕組みとか分かんないけど。泣いちゃうよ?俺。
そんな俺に天使はやけに甘ったるい声で「貴方、、、、イケメン!めっちゃ顔面偏差値たっかい!私の好みー!」などと死ぬほど関係のない事を言ってくる。さすがの俺もキレる寸前。「え、あの。そういうのいいんで。え、?本当に無理なんすか?俺が成仏すること」少しドスのききかけた声になりつつも、冷静になろうと頑張って心を落ち着かせる。
「うーん、、、無理ってわけじゃないけど、、ま!いいや。ほんとはいけないんだけど、君、私の好みだから教えちゃう。簡潔に言うと成仏するにはねー、運命の人を見つけてきてーその人と結ばれなきゃいけないの。そうすれば無事解決!ってわけ。」純真無垢そうな笑顔でいとも簡単に言いのける。「いやいや!あのさ、あんた天界にいるからわかんねーだかもしんねーけど、世界の人口知ってる!?女性は38億!その中から探すのどれだけ大変かわかって、、」「あーもう、五月蠅いなあ。ちょっと黙って。もうすぐ大事なドラマの最終回始まるから!とりあえず、運命の人の近くに転送してあげるから頑張って!じゃ!」天使がそう言い終えるのと同時に俺はこの高校近くのアパートの一室にいたって訳。
めちゃくちゃご丁寧に生徒証と制服入りのスクールバッグも置かれてたから、結構なヒントであることは確か。
それに転校生としての手続きもされてあったぽいからそこはすげえって思った。
だからこそ、運命の相手って簡単に見つかるくね?って思っちゃったんだよ俺。
でもさ、いざ行ってみれば、深山高校は私立でしかも全校生徒700人越えの超マンモス校だったんだ。
そんな中で俺の運命の相手を探すと思うと心がズーンと重くなるんだよなあ、、、
ああ、早く成仏したいわ、、、、