Only



孤独だった。
孤独に慣れた私は、愛を知ってさらに孤独を知った。


どうして人は、愛を知るのだろう?
愛は、苦しいことを知っていながらなぜ、次の愛を見つけるのだろう?



私は、またおろかなことを繰り返す。



でも、もう負けたくない。
死ぬことなんて、考えない。



陽輔を想うこの気持ちは本物。
そう、自分でも納得するために、私は、過去の『愛』にけりをつける決意をしたのだ。
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