オオカミ男子のニセ彼女⁉︎
あんなに仲良くしてたのに月神くんのことを思い出せなかったのは、お父さんの引っ越し続きで、コロコロ変わる新しい環境に馴染むのに必死だったからだろう。



「あら、颯。大丈夫?」



急にママさんが慌てたように、月神くんに声をかけた。



どうしたんだろう? 気になって月神くんを見上げると、熱でもあるかのように顔が真っ赤になっている。



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