オオカミ男子のニセ彼女⁉︎
――十数分後。



月神くんがホテルのスタッフによって医務室に運ばれた後。



私は灰瀬さんの希望で、廊下脇の休憩スペースで話をすることになった。



学校で見かけるに、『綺麗な子だな』と思ってた灰瀬さん。



でも、今夜の彼女はキラキラと光る銀の糸が織り込まれた布で作られた黒いドレスを着こなしていて、『本当に私と同じ中学2年生?』とつい疑ってしまうほど、一段と大人っぽく見える。



< 118 / 152 >

この作品をシェア

pagetop