オオカミ男子のニセ彼女⁉︎
その後。私と月神くんは屋上で2人きりにさせてもらった(爆睡中の紅林くんは、科野くんの魔法で男子寮の部屋にワープされた)。




月神くんの髪の毛の色と同じ、白銀色の月が昇る夜空の下。



「明花、好きだ。俺と付き合ってくれ」



まっすぐに私に向かい合って、告白してくれた。



「私も月神くんのことが好きです。よろしくお願いします」



お互いの気持ちを伝え合って、手をつないで夜空を見上げる。



濃い藍色の空には、無数の星が輝いていて、私たちを照らしていた。






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