オオカミ男子のニセ彼女⁉︎
うつむいて、肩にかけたバッグの持ち手を両手でぎゅっと握りしめたその時。
「似合ってんじゃん」
「え?」
はた、と顔を上げる私に、月神くんは「その格好」と付け加えるようにして答えてくれた。
「けっこうかわいいじゃん。明花ってセンスいいのな」
「……っ!」
まさか褒めてもらえるなんて、しかもかわいいって言われるなんて思ってもみなかったけど、実際に言われると心臓がはち切れそうになるほどドキドキしちゃうんだ……。
ここ数日頑張ってコーディネートを組む努力が報われて本当に良かった。
ほっと胸をなで下ろしていると、月神くんが「ん」と私に手を差し伸べてきた。
「似合ってんじゃん」
「え?」
はた、と顔を上げる私に、月神くんは「その格好」と付け加えるようにして答えてくれた。
「けっこうかわいいじゃん。明花ってセンスいいのな」
「……っ!」
まさか褒めてもらえるなんて、しかもかわいいって言われるなんて思ってもみなかったけど、実際に言われると心臓がはち切れそうになるほどドキドキしちゃうんだ……。
ここ数日頑張ってコーディネートを組む努力が報われて本当に良かった。
ほっと胸をなで下ろしていると、月神くんが「ん」と私に手を差し伸べてきた。