オオカミ男子のニセ彼女⁉︎
「ったく、こんな所にいたのかよ」



ふと、頭の上からかったるそうな声が降ってきて、肩にポンと手を置かれた。



「でも、見つかってよかった」



顔を上げると、月神くんが優しい目で私のことを見下ろしていて。



「月神、く……」



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