笑わない向日葵

南虎蒔高校



駅をでるとすぐに「お願い」の連呼。


「おーねーがーいー!!!ヒマちんあそぼあそぼあそぼ!!」

「無理」


子供か。


「私、こっちだから、もう付きまとわないでね」

「えー…」


学校に向かうため太陽に念を押し道を急ぐ。

いつも通り、撫子と話をし、学校で授業を受け、放課後になる。

家に帰ろうと駅に向かったところで、金髪が見えた。


げっ


「ヒマちん!」


太陽だ。

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