笑わない向日葵


「向日葵。キスしよっか…」

「え?」


すぐそこに先生の顔が迫る。


「んっ///」


ちゅっと触れるだけのキス。
私のファーストキス。


それだけで照れてしまう私に先生は笑った。


「向日葵は可愛いな…今日はこのくらいにして…そろそろ帰りなさい」

「は、はい///」


嬉しかった。両想いになれたのだと。少女漫画みたいな禁断の恋。


その日から私は先生の部屋に行くことが多くなった。


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