笑わない向日葵


迷惑ってことで頭いっぱいだわ。


「まあ向日葵の気持ちもよくわかるけど…」


撫子には先生との話はすでにしてある。


「全員を男ってだけで判断するのはちょっと早いんじゃない?」


パチリとウインクする撫子。あら、可愛い。


「まっ。撫子も最近気づいたんだけどね…太陽クンの気持ち少しは受け止めてみたら?」


たしかに、私、太陽のことよく知らないし意味わかんないって思ってたけど…。
一応悪いことはされてないし、まっすぐ告白してくれたんだし。


拒否して怒鳴って逃げるのはさすがに酷かったかも。


太陽は先生とのこと何も知らないもんね。


「撫子…ありがと///」

「やん♡向日葵照れてる!かわいい///」

「うぐっ」


撫子のハグは今日も強かった。
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