秘めたるイケボは恋の予感?!


「んーなになに
『……君といると,どんなに冷静でいたくてもドキドキして,平静を保てなくなるんだ』」

「う,はぁぁあっ!?!」

「うおっ」

「解っ釈……120点一致……っっっ!!!」



ハスキーで,セクシィーで,何を喋らせても100点満点な,イケボ。

そんな神の作りたもうた声を持つ高知くんに頭を下げ,贅沢にも1人楽しんでいる……

ちょっぴりアダルトな読み聞かせ。



「それは良かった。少女漫画持ってくるの久しぶりだよね」



しかも,私がチョイスした小説や漫画からだから,私の脳内を外すはずもない。



「え,それは……えへへまぁ」



高知くんの掠れた笑い声も,独特な間の取り方も。

ちょっとエッ……な作品の方が良く似合うのだ。



『君は僕が……とても優しくて何でも出来る超人のように見えているのかもしれないけど,本当はいつだってただ君とーーーーでーーーーな事をしたいと考えながら打算的に動いてるーーーーな男でしかないんだよ。君のーーーでーーーな…………』



あ,思い出したらちょっと……

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