こんな恋はダメですか、先輩?
「せんぱっ……」


「瑠璃ちゃん」


「あっ」


私が話しかけようとした瞬間、先輩も同時に口を開いちゃったんだ。


またさっきと同じような空気感になって汗が出てきた。


「先輩からどうぞっ!!私は何も無いので!」


「え?ああ、ありがとう」


先輩も動揺してるみたいで、私と同じなことに嬉しさを覚えた。


こういう共通点で喜ぶ私単純すぎるなぁー。


先輩、何を言おうとしてるのかな?


「瑠璃ちゃん、お祭り行かない?」


「えっ!?いいんですか!?」


夏休み中にある隣の市のお祭り。


それに誘われてドキドキが止まらなくなる。
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