こんな恋はダメですか、先輩?
「瑠璃ちゃん!!」


「……先輩!!」


俯きながら歩いていたら、いつの間にか先輩が隣にいてドキリとした。


綺麗な顔が優しく微笑んでいて、この人が私を好きになればいいのにって思った。


後輩だし、あまり関わりがない私だけど。


「瑠璃ちゃん、今日もツインテールなんだね」


「えっ、あ!!はい!先輩に褒められて嬉しかったので!!」


先輩は結構な心配性。


私が浮かない顔をしていた時は、すぐに心配してくれて優しい。


けど、今はそれを知られたくないからいつも通りに笑顔で振舞った。
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