こんな恋はダメですか、先輩?
「そんなの気にしないでいいよ。それに家にあった線香花火も一応持ってきたし、花火終わったら会うのが短かった分楽しもう」


「先輩……!!ありがとうございます!!」


私が遅れた分線香花火をさせてくれるなんて、……なんて優しくて神様のような人なの……!!


さすが過ぎてジーンと感動しながらも、先輩の隣を独占して歩いた。


「綿あめ食べたいんだけど瑠璃ちゃんもいる?」


「私も丁度食べたいと思ってました!!あとりんご飴とベビーカステラも!!」


やば、ワガママすぎるって思われたかな。


内心焦っていると。


「もちろんいいよ」


先輩が頷いてくれたのが嬉しくて、全力で楽しもうって思えた。


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