天使♡と悪魔★はお嬢様を溺愛する

親族パーティー



今日は父と母、そして私の3人揃ってディナーの席に着いた。

日本に居ても、仕事が忙しいお父さんが、家族と一緒の食事は珍しいそうだ。

お父さんは優しく微笑んで話し出した。

「恵美、来週に親族が集まるパーティーがあるんだ。そこで恵美を皆に紹介しようと思っている。どうかな?」

恵さんが亡くなり、私が本家へ戻されたことは皆が知っているらしい。
いくら双子だと言っても、突然家に戻って来た私が認めて貰えるのだろうか?
なんだか不安でいっぱいになる。

「お父さん、私で大丈夫なのでしょうか?」

お父さんは、私を見て微笑んだ。

「恵美、心配しなくても大丈夫だよ。お父さん、お母さんも居るし、パーティーには早乙女や龍崎も出席するからね。」

心配するなと言われても、とても不安でいっぱいだ。
どんな親族の方々なのだろうか?

親族の方々は私を見てどう思うのだろうか。

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