もう一度、恋を灯して、消さないで

でも、今一人でいたら確実に情緒がおかしくなるだろう。



私にとって流星は、それくらい大きな存在であるということを嫌でも思い知らされた。



だからこうして御坂と一緒にいることが、多少の救いになっているということも事実である。



「でもまぁ…無理しないでよ。清水はいつも頑張りすぎ。少しは手抜いたら?」



「御坂…」



御坂はいつも、余計な詮索はしない。



ちゃんと聞いてくれる時は真剣そのもので答えてくれるし、茶化したりしないから。



ノンデリだとは思うけど、そういうところはしっかりしてるんだよね。



「…うん、ありがと」



「ははっ、どーいたしまして?」



…いい友達を持ったな。



そんなことを思いつつ、頭の片隅にいる流星を追い出そうと必死に宿題に取り掛かった。







「はぁ〜疲れた…。清水は昼どうすんの?」



図書館で勉強し続けて約三時間。


二人ともキリがよかったから、今日はこれでお開きということになった。



「んー…家に帰ってそうめん食べる」



バックに筆箱やプリントをしまいながら答えると、御坂はなにか意味ありげに。



「ふーん…」



と呟いた。
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