心霊物語　街の怪異
「ストーカー」

ある女子大学生が一人暮らしをしていた。

女子大生は最近、悩んでいることがあった。

バイト先の先輩にストーカーされているのだ。

その先輩と最近まで付き合っていたのだが、彼氏の束縛が激しく、耐えきれなくなった女子大生は別れを告げた。

別れてからというもの、電話やメッセージが一日に何度も届くようになった。

やめるように、言ったが、「俺はまだ君のことを愛している」と言って、復縁を迫られた。

怖くなって、バイトもやめた。

数日後、インターフォンがなって、出てみても誰もいなかった。

さらに、女子大生が出かけて帰ってくると、部屋に置いてあった物の位置が変わっていたり、飲み物が少なくなっていることがあった。

そんなことが何日も続いたので、部屋の中に監視カメラを仕掛けることにした。

帰って確認してみると、元カレが家に侵入して、家の中をあさっていた。

最後に部屋に入った。

少しして女子大生が帰ってきて、カメラの電源を切った。

これを見て、ゾッとした。

家に帰ってきたとき、鍵はかかっていなかった。今まで家のことだけに気を取られていたが、どうして気がつかなかったんだろう。

寝室から物音が聞こえた。

恐る恐る寝室にいくと、手にナイフを持った元カレが立っていた。
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