この夏の楽しさは、きみが教えてくれたから
お昼ご飯を済ませ、少し横になった。

いつの間にか、1時間くらい寝てしまっていて、そろそろ課題でもするかと、プリントを取り出す。


集中したつもりでいたけど、窓から見える風鈴が風で揺れているのが気になってしまい、手が止まる。


課題をするのも飽きてしまった私は、今日も駄菓子屋に行くことに決めた。


『ちょっと、出かけてくるー。』

「はーい、あんまり遅くならないのよ。」

『はーい。』

サンダルを履いて、玄関の置き時計をふと見たら、昨日と同じくらいの時間だった。



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