この夏の楽しさは、きみが教えてくれたから
1つ1つ見ていると、端っこに1つだけ、小さい風鈴があった。

それは、とても青く透き通った色だった。


「それは、あんま見んな。」

彼は少し落ち着かない様子で言う。

『え、何で?』

「…、俺が作ったやつだから。」

『!、そうなんだ。綺麗だね。』

もう一回、ちらっと見ようとすると、

「いいから、中に入るぞ。」

彼に腕を引っ張られてしまった。





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