この夏の楽しさは、きみが教えてくれたから
他にも屋台探索をしながら、ポテトとかりんご飴をつまみ食いした。


だんだん、花火が上がる時間が近づいてきてて、人の流れが早くなる。


あっ、人の流れに飲まれそうになった時、


「あぶなっ、大丈夫か?」

蓮くんに腕を掴まれ、端に引き寄せられた。

距離が近づいて、ドキッとした。

『あ、ごめん、ありがと。』

「ん、こっちが空いてるから。」

会場より、ちょっと離れたベンチに2人で座った。

「ちょっと、小さいけど、ちゃんと見えるから。」

『うん、楽しみだね。』


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