この夏の楽しさは、きみが教えてくれたから
約束の時間になって海岸に行くと、岩場に座っている蓮くんを見つけた。

『おはよ。』

「おはよう、気をつけて登ってきな。」

『うん。』

蓮くんは手を伸ばしてくれて、その手を掴みながら登った。


まだ、朝だから少し気温が低くて、海の風が気持ちよく通り過ぎていく。








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