この夏の楽しさは、きみが教えてくれたから
「そろそろ行かないとだな。」

『あ、うん。』

時間はあっという間で、駄菓子屋の前まで2人で歩いて行った。

『あっ、そうだ!これあげる。前撮ったやつの。』

印刷してきた写真をポケットから取り出し渡した。
少し角が折り曲がっていた。

「ありがとう。」

目が合って、またね。って言いそうになって言葉を飲み込んだ。

たぶん、すぐに来れても来年だ…










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