濡羽色の世界に君と彩りを
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数か月後

At:家
「幼稚園楽しかったー!」
「ふふっ良かったね笑 なにが楽しかったの?」
「お絵描きいっぱいしたんだー!ママ見る?」
「見せてくれるの?じゃあ見たいな!」
えへへ、今日のは自信があるんだー笑
先生にも褒められたの!ママは褒めてくれるかな?
「じゃーん!」
「えー!すごいじゃん!かわいい!」
やった!!
「でしょー!これがね、ママで、こっちが私!」
「え!ママ描いてくれたの!嬉しい!」
「可愛くかけたでしょー」
褒められた!褒められた!ほんとうれしい!
やったねやったね!
「あ、絵で思い出した!」
ん?どうしたんだろう...
「これ、覚えてる?由宇が2歳くらいの時に描いた絵と文字なんだけど...」
んー...なんとか、絵に見える...あとは、文字じゃなくて...線?
てか、私2歳で絵描けたんだ!凄い!
「んー...わっかんないn...あ!」
思い出したああああああ!これ!お腹にいたころの記憶のやつだ!
「これ、お腹の中の記憶のやつ!記憶はないけど描いた時の記憶ある!」
「そうそう!これがね、出てきたんだ!凄いから飾って良い?」
「いーよー!」
今日は絵で沢山褒められるな!嬉しい!
絵描くの大好きだからこれからも褒められたいな!!
「由宇が急に、お腹の中で泳いでて、もっと泳ぎたいから出なきゃいけないけど泳いでたんだ!とか、せんせーピンクだった!とか言いながら描き始めたんだよね笑 ほんとに生まれるの遅れたし、助産師さんっていう人ピンクだったからママびっくりしちゃった!」
えへへ笑 びっくりしたんだうれしいな笑
「これ描いた時、どんなこと考えてたか覚えてる?」
「ん-とね、なんとなくなら!」
ほんとになんとなくなら、覚えてる!
「教えてくれるー?」
「いーよ!えっとね、多分子供部屋の床で描いてたんだよね!とにかく覚えてることを描きたくて描いたな!絵を何枚も描いてってのがわからなかったから、一つに沢山描いた!文字描いてるときはね、ママがひらがな描いてくれてて、私は赤ちゃんの文字描いたでしょ!あれね、描いてくれててありがとうだったんだけど、大人まで忘れなければ大人でも読めるのに!って思いながら書いてた!」
「へーそんなことが!赤ちゃんの字ってその時からわかってたんだ?」
「うん!」
これはほんとのほんと!その記憶だけは絶対!
「教えてくれてありがと由宇!」
「いーえ!ママ大好き!」
「ママもー!」
あ、ママは今赤ちゃんお腹にいるからぎゅってするのは控えめにしなきゃ!
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