愛に落ちて、恋をした。
そう考えてるうちに、メールで詳細が届いた。

“一緒に夏祭りに行くことそのこと以外で私に連絡してこないで”

彼女は、夏祭りに行くことが目的なようで、それ以外に関わろうとはしなかった。

次の日の学校生活も、そのまた次の日の学校生活も、誰とも話すこと無く、彼女は1人で過ごしていた。

夏祭りはどんどん近づいていって、彼女からメールが届く。

“7月15日、3日開催の最終日に神社に集合で。
時間は学校終わりの18時30分、よろしく”

そうメールが届くと、“了解です”とメール返す。

当日は、髪をセットして、久々にかっこよく決めてる自分の姿を見た。

久々にすると緊張はするが、やっぱり心のどこかで自分を好きでいるんだなって気付いた。


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