君と最後の夜の花

「実はこの会社、美海ちゃんからしたら取引先かな?の会社で俺働いてるんだよね、、今日の担当も俺なんだけど、」


思いがけない展開に頭がついていけずしばらく沈黙の時が流れる。
数年ぶりに再開した彼が取引先の会社の人で、?今日私が持ってる大事な案件を担当する人材が彼で、?
パンク寸前の私を見て何か察したのか、とりあえず中へと彼が先導する。

上手く働かない頭の中でも、ここに立ち尽くすのはまずいと思い、彼の背後に着いて見慣れないオフィスの中へと足を踏み入れる。

< 13 / 52 >

この作品をシェア

pagetop