君と最後の夜の花

ガヤガヤと賑わう人々。
夜を感じさせないほど明るく、辺り一面に美味しそうな匂いが漂っている。
この感じすら懐かしい。本当に何年ぶりだろう。
最後に来たのは数年前だと言うのに昔見たものと変わらないままの飾り付け、出店、アナウンス。

変わってしまったのは、私。


緊張のあまり1時間ほど早く着いてしまった私は辺りの探索をする事にした。


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