花の海駅より君に描く、“約束の花”が咲いたとき
少し大きめのスケッチブックに描かれていたのは、涼やかな淡く青い朝顔。
――私の今着ている、浴衣と一緒の柄だ。
私の瞳の色は夏の花、朝顔の青。
「次会う時、一緒に花火やろう。おれが保証するよ。ひまの花火は世界一きれいだって」
「うん! 約束ね」
「……本当に、よく似合ってる」
そうしてまた泡沫のキスをする。
アカシアの花の海に沈んでゆく、この恋はきっと永遠だ。
――私の今着ている、浴衣と一緒の柄だ。
私の瞳の色は夏の花、朝顔の青。
「次会う時、一緒に花火やろう。おれが保証するよ。ひまの花火は世界一きれいだって」
「うん! 約束ね」
「……本当に、よく似合ってる」
そうしてまた泡沫のキスをする。
アカシアの花の海に沈んでゆく、この恋はきっと永遠だ。