夏の砂浜で、私はあなたと線香花火みたいな恋をした
「ーー、花火聞いてる?」




「あっ、ごめん。ボーッとしてた」



「別にいいけどさー。
どうしたの、疲れた?」




「うーん、そうかも」  



あんなに汚い感情になってしまったのはつかれていたせい。

今はそう、信じておこう。






「それなら今日のところは私、帰るね!
ちゃんと忘れずにね〜?」




「分かってるよー!」





約束その4



毎日日記を書くこと

この4つ目の約束だけは花火がなんでしたか分からない。これは交換することのない、ただただその日起きたことを書くだけな日記だから。



あー何を書こうかな


折り紙を折ったこと?それくらいしか書くことないや。


そー言えばこの日記って誰にも見られないんだよね。

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