夏の砂浜で、私はあなたと線香花火みたいな恋をした

8月3日、未来と出会って3日目

「おっはよ〜!」



「おはよう、未来。
今日は何して遊ぶ?」




「あれ、なんか吹っ切れた顔してるね。」




「未来のおかげ、かな?」




「私なんにもしてないけどな〜
まっ、悩みが消えたならよかったよかった!」





能天気な未来。そんな未来だから私は…





「ねぇ花火、今日は絵をかこうよ!
色鉛筆と画用紙持ってきたんだ〜」





「…いいよ、なに書く?」

 



そんな未来だから、私は





「じゃー夏といえばっていうの、描こっ!」





ーーーーーー未来と友だちになりたいって思ったんだよ。





「いいじゃん、お互いなにを描くかは秘密ね?」






「もちろん!あ、二人とも同じの描いたらそれやりたいね」



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