夏の砂浜で、私はあなたと線香花火みたいな恋をした

私が予想していた反応のどれとも違う。

怒るでもなく悲しむでもなく、まるで納得したかのように言うものだから




「やっぱ嘘。
一緒にいれるのは入院してる間くらいだけど、友だちになろ」




つい、そう言ってしまった。




悲しむことがわかってるからさっきの言葉を取り消そうとしたのに、




「本当に？花火は優しいね、ありがとう！」





あぁ、やっぱり。








ーーーーーーーーーーーーーーかわいい子の笑顔は心臓に悪い。