ショウキサマ
「なに流してんのよ!?」
玲子が大股で歩み寄っていく。
「知らねぇよ。勝手に動画が再生されたんだ!」
「その動画はなに? 私にも見せて」
「なんで部外者のお前に見せなきゃならねんだよ!」
スマホ画面が匠のスマホを捉えた。
1人の男が森の中に立っていて、奥へ入っていく動画が流れている。
「ユーチューバー?」
「お前には関係ねぇ!」
動画は更に進み、村の入口ようなところに差し掛かった。
『これなんっすかね!? 気持ち悪い、巨大なわら人形みたいっすね!』
寄せ集めた藁がヒトガタに束ねられ、服のように布を巻き付けてある人形の前で立ち止まる。
男がそれに近づいたとき、ブツリと映像が途絶えた。
玲子が大股で歩み寄っていく。
「知らねぇよ。勝手に動画が再生されたんだ!」
「その動画はなに? 私にも見せて」
「なんで部外者のお前に見せなきゃならねんだよ!」
スマホ画面が匠のスマホを捉えた。
1人の男が森の中に立っていて、奥へ入っていく動画が流れている。
「ユーチューバー?」
「お前には関係ねぇ!」
動画は更に進み、村の入口ようなところに差し掛かった。
『これなんっすかね!? 気持ち悪い、巨大なわら人形みたいっすね!』
寄せ集めた藁がヒトガタに束ねられ、服のように布を巻き付けてある人形の前で立ち止まる。
男がそれに近づいたとき、ブツリと映像が途絶えた。