オレンジの空は今も
気づくと、加奈と加奈を好きだという男の子も隣りで同じようなやり取りをしていた。

宏人からその男の子のことも紹介されたけれど、正直、名前も顔もよく覚えていない。

あたしもなかなか厳禁なヤツだ。


その時、すでにあたしは目の前の宏人に惹かれていたんだ…


何となく思っていた。

もしかしたらこれが、

加奈の言う「運命」ってやつかもしれない…なんて。





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