馬花
89 クラス
3年2組
君は何組だった
2023年の入梅の頃だった
ミコルENから送り込まれたウサポは
H sistersの2人の情報を引き出すために
ハミルENのアユラに接触した
給食を平らげて昼休みに突入した時分だった
ウサポ
アユラちゃん
「ウサポって男なの女なの」
「女よ」
「ふーん、好きな子いるの」
「えっ、わからないポ」
「わからないってなによ」
「恥ずかしいポ」
「ふーん」
「アユラちゃんは?」
「私はルチカ、決まってるから」
「そう。あ、あのアユラちゃん」
「なにウサポ」
「4年生のユーリってお友達だよね」
「ユーリ?当たり前じゃん。私たちは一つだもん」
「うん?」
「ユーリは天然ってやつかな。あとはおしゃべりであわてんぼう、独り言多いし」
「そう」
ウサポはミコルENにユリリとユーリを
連れて行くことが使命だ
HANAから指示されたのはそれだけで、姉のユーリがミコルの娘だという事実においては理解の外であった
上官の命から詳細を聞かされず、自身の行動の整合性がアヤフヤになることがあるが、上官のHANAもミコルの指示を受けたに過ぎず、H sistersをミコルENへ導く意図を認識してなかったのである。
つまり実行隊は命は受けたが、何のために、わからない。
ただ忠実だった。
プロタゴ軍団は忠実だった。
「ちょっと話せるかなポ?」
「いいけど、別に。じゃあ放課後会う?」
「うん」
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り、担任のイトキョが教室へ入ってきた
「はい、保安の授業始めるわよ」
#アユラ
#ウサポ
#イトキョ
君は何組だった
2023年の入梅の頃だった
ミコルENから送り込まれたウサポは
H sistersの2人の情報を引き出すために
ハミルENのアユラに接触した
給食を平らげて昼休みに突入した時分だった
ウサポ
アユラちゃん
「ウサポって男なの女なの」
「女よ」
「ふーん、好きな子いるの」
「えっ、わからないポ」
「わからないってなによ」
「恥ずかしいポ」
「ふーん」
「アユラちゃんは?」
「私はルチカ、決まってるから」
「そう。あ、あのアユラちゃん」
「なにウサポ」
「4年生のユーリってお友達だよね」
「ユーリ?当たり前じゃん。私たちは一つだもん」
「うん?」
「ユーリは天然ってやつかな。あとはおしゃべりであわてんぼう、独り言多いし」
「そう」
ウサポはミコルENにユリリとユーリを
連れて行くことが使命だ
HANAから指示されたのはそれだけで、姉のユーリがミコルの娘だという事実においては理解の外であった
上官の命から詳細を聞かされず、自身の行動の整合性がアヤフヤになることがあるが、上官のHANAもミコルの指示を受けたに過ぎず、H sistersをミコルENへ導く意図を認識してなかったのである。
つまり実行隊は命は受けたが、何のために、わからない。
ただ忠実だった。
プロタゴ軍団は忠実だった。
「ちょっと話せるかなポ?」
「いいけど、別に。じゃあ放課後会う?」
「うん」
昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り、担任のイトキョが教室へ入ってきた
「はい、保安の授業始めるわよ」
#アユラ
#ウサポ
#イトキョ