貴方に逢いたくて空を見上げては貴方と過ごした日々を私はずっと忘れない日はないことを貴方と一緒に過ごした日々の中で成長すると同時に愛を知り遥か昔から愛を得ていることを感じ愛を与えることを知る為の物語
魔法学校ではよくある話であり、43歳に亡くなったという事は、歴史上亡くなったという事であり、実際には、生きていた。

私には、6歳の姉がいた。

名前は、「カティ」。男だった。

しかし表向きでの性別だった。

「男なのに女の姓で辛くない?」と聞いたら…

「大丈夫。歳なので」と言っていた。

『「とし?」』と全員口を揃えて言った。

「マーリン、これ」と私を呼んだ。

彼女は、エマ。

私の親友で幼なじみだった。

魔法には、色々な種類があり、人を呪ったり人を食べたりする魔法まであった。

禁じられている魔法だった。

それにも及ばずずっと好きだった人に嫌われるという魔法まであった。

私は、その魔法に20年も苦労した。

これは、姉つまり、男のせいだった。

私は、20歳にして最少で有名だった。

魔法界のテニスでは、ピカイチの実力の持ち主だった。

魔法界のテニスとは、魔法のラケットという名前で、ボクシングみたいな競技のことであった。

まず、ラケットを持ち、相手のゴールに決め技を掛ける技だった。

20歳にして最少は、凄まじかった。

格好良かったが、どこか不格好だった。

まずラケットを持ち、椅子に座る。このようなところからスタートする。

そしてラケットを相手の抗議という相手の陣地に入れるというゲームだった。

こちらのゲームは、以前問題があり、禁止されていたが、2022年に解禁になり、皆のものへ広がるようになった。

公の競技としては、未だに成り立たないが、(こうやけ)に出来る競技となった。
これが、2023年3月のことだった。

公では、ずっと古くから伝わるずっと伝統的な要素で備わっている文具があった。

そして、そのボールペンが盗まれた。
だから成立不可文書が必要になり、許可がいるようになった。

魔法のラケットは、成立不可書つまり、許可できない魔法が含まれる為に禁止された魔法の競技だった。成立不可書とは、許可取りの魔法だった。

許可取りの魔法は、当時禁じされていたが、許可が下りれば出来る競技だった。

私は、ずっと覚えていた。

“最少”

その意味は、幼女のように幼いという意味だけだったのに、姉つまり、男が勘違いをした。

女の少女の事を言っているんだろうと。

彼女は、死んだと嘘を付き、男を取り戻す旅に出た。

その時に偶々私の主人を見て一緒にいたらしい。

男なのに姿は、女。

そのような世界で私達は、生きていた。

ずっと一緒にいると思ってた。

“あれ”を見た時に凄く辛かった。

キス…それは、大事なもの。

事が起こったのは、1991年9月13日。

私の本当の誕生日だった。

1991年か…懐かしい。と、ひとり呟いた。

「2000年の事じゃん」と梓がいう。

「今から13年後の未来で…」と、広美がいう。

「てかそれ、計算で…」と、みゆがいう。

『出る』と、笑い合う三人。その様子を見て“仲が良いな”と、思っていた。

そう。これは、彼らの遊びだった。

学校に行くといつも空から見てた。空を…。

雲は、美味しい綿あめの味が…

あ、もうこんな時間。

説明してる暇もないの。

マリー・アントワネットについて復習しないといけない時間なの。

彼女は、国に危険を知らせる為に亡くなったんだって。だから民衆の前で叫べなかったんだって。

最期まで散り際凄いよねとフランスのある場所では“有名”だったらしいよ。

「いないといけない日に遅刻するって魔法どう?」と、ある男の子に話をしていたハデスがいた。

『チチンプイノープイ』と、とある人がある魔法を掛けていた。

『ん?』と、思った私。あれ?という感覚になった。認識されてない?と思う瞬間があった。

“あの人”たちは、何度も消滅魔法を試していた。

禁じられていた“消滅魔法を…”。

私は、この時に違和感を感じていたが、高魔法の見えない“力”で全て魔法を“解消”していた。

一人の力で解けたと思っていた。まさか、陰ながらツインレイが助けてくれていたことなどとは、知らずに…。

魔法を解消するには、どのような魔法かを見極めて、自分なりにまとめる必要があった。

みんなは、よく基礎の魔法を飛ばしていた。

呪文を唱えることを忘れているように思えた。

だから、私は、ある時発表した。

ある生徒をはめる為に。そして謝らせる為に…。

母を殺した相手だったからである。

心の底から謝ってほしかったのである。

最も母が亡くなったのは、存在的にであって、実際的には、生きていた。

しかしながら、これは、魔法界では、致命的だった。

何故なら知識が豊富であるほどに“狙われる”からであった。

“敵”という“味方”にもなれない“人間”によって。

人間は、愚かで魔法界を知らない。だから神様に守ってもらっている。そのような期間が200年にもなろうとしている頃に事は、起こった。

私は、基礎の魔法が好きだった。

みんなには、ない。魔法の高力。

風の音、空の音、音色(音楽)、そして、車の音を聴く事が好きだった。ずっと…風の“音”を聞いていた。

私には、2つ年の離れた兄弟でもなく姉妹がいた。

性別は、大事だ。

人を間違えるなんて以ての外。

有り得ない事だった。

「今日は、あの参観日!なんでこんな日に遅刻ー」と、ある女の子が叫んでいた。緑だ。グリーンが好きという意味で、緑だ。皆からは、エヴァーとも呼ばれている。グリーンと合わせて呼ぶと、ふふっ。あなたも魔法使いになれるかも?!

さぁ、みんなで呼んでみよう!(エヴァーグリーンー!笑)

エヴァーグリーンは、お茶目っ気たっぷりで、かわいいお目々をしていた。ある日の晩に目が見えなくなってしまったと落ち込んでいたが、後に回復することとなる。

悲劇は、起きる。

エヴァーを見ながらある男の子たちが「グフフっ」と笑っていた。その時だった。

男の子二人だった。そのことだけは、覚えていた。

「おい、待てよ」と、話し掛けられた。

だが、ツインレイと話す前に話しかけられ、更には、服を触られたということで、彼は、追放者になった。名前は、ハデス。忘れもしない。英語読みで“醜いアヒルの子”という意味であった。

ちょうど今人間界では、鳥になっている頃だろう…。

「おい待てよ」

「あ、山本修平」と、彼女は、呟いた。

私の元彼だ。

キモい…。

その一言で別れた人だった。

傷つけてない。

むしろ傷ついた。

でもいいの。

私が好きになれなかったのだから。

私の姉つまり、男の兄に言われた。

「好きだよ」と。

ここだけの話だった。

「お兄ちゃんどこ行くの?」

そのように聞いたのは、当時3歳の私だった。

把握等出来なかった。

ドラゴンに姿を変えられ、封印されていた期間が50年間もあったなんて知らずに…。

「いいんだ。俺は、お前の元に必ず帰って来る。そう母さんに伝えてくれ」

それが最後の兄の言葉だった。

あんな事になるなんて…

「うん」

私は、そのように答えるしかなかった。

「いない。お兄ちゃん」

妹が言った。

「マリ知ってるんでしょ?言いなさい」と、母は、私を責め立てた。

「言えるものも言えなくなる」と、口が達者な私は、よく母を言いくるめていたが、流石にこの時は、焦った。人の話は、最後まで聞くものだと思った瞬間だった。

私には、3歳上の姉がいた。“兄”だった。男の中の“男”だった。

名前は、ミナト。

男の性別。でも言えない世界にひとり、悩んでいたのだと思う。

やはりこのような会話をしているとハッとする。

「お兄ちゃん」と、言葉にしただけで泣いていた。

このままじゃ…

ダメだと思った。

その時だった。

期限は明日という声と共に“ガキ”の声が聞こえていた。

なんでも“国の王”だとかで…。

私には、悩みがあった。

人には、言えない悩みだった。

“いけない魔法だね?”と、見抜いて下さった方は、昨日亡くなった。寺島さんだった。

仲良くしてもらっていた。

過去生では、お世話になったが、こちらは、被害者だった。

“過去生”それは、“過去”に“生きた”“自分”の事を示す。

私の過去生の名前は、一度寺島さんが名付けてくれたものに等しかったが、連れ去り犯だった。

「つ、連れ去り?」

「そうよ。マリーナがちょうど3歳から数えると3年前。0歳の時よ」とお母さんが教えてくれた。

「もういいよ。その話、俺が悪いんだし」と、兄は、よく言っていた。

「よく分からない」と言うと、ほっぺにちゅーされた。

お兄ちゃん…

最後に聞かせて。

兄妹でもキス出来ると…

あれは、嘘?

マーリンは、知らずにいた。

みんなが習った所、私だけ閉じ込められていて聞けなかったからだった。

後に主人となるタージンには、本当に感謝だった。

「ありがとう」と、私が言うと、「愛してる」と、言ってくれる存在だった。

その時だった。

痛みが走った。

ズキズキと痛む“それ”は、“快楽”とは、違う“痛み”だった。

「エーリン」と叫ぶママの声がした。

エーリンは、ミナトの事なのに未だにエーリンと呼ぶ母の方が変わってると思っていた。

エーリン…それ、ママのパンツ…。と思ったことが何度もあった。母は、何も言わないけれど、彼女の参考にするとかで、当時付き合っていたエリナという女性と添い遂げることを誓い合ったミナトは、母の遺言を守らずに出掛けた。この罰で、ずっとドラゴンの姿にされていたらしいが、私は、何も知らずに育っていた。

ミナトとエリナは、たちまち有名になり、二人が“結婚”するのではないかと思われた時に、母が、罰を下した。妥当だった。

マーリンを叩いたのだから…。彼女と間違えて…。

「うざい」と、彼女に言われた一言を母に、チクっていた。怖くてさすがにチクっていた。

「死ね」まで言われたと知ったら皆が驚くだろう。怖いことに言えなかった一言だが、母に問い詰められてようやく言えた一言が「殺す」みたいな怖い一言だったということだけだった。言葉が咄嗟に出なくなった。

その言葉を言われた時は、ここは、愛の国。愛以外の言葉は、受け入れませんと思っていた私がいた。

「死ね。うざい」と言われるようになった。しかも2回も。厳罰事項だった。

女の恨みが怖いとは、このようなことを言うのだろうと思った。怖すぎて泣いた夜もあった。涙隠した夜だった。月が泣いてたのを妙に覚えていた。

「あ、パンツ…返して」と、母が言う。「またなのね」とも言っていた。

100エクルラーのパンツだったらしい。まぁ、秘密。

これは、100エクルと100エクルを掛けて割って…兎に角1,000エクラーになる。

つまり、1,000円で買った物だった。

「私のパンツ。返し…」あららっ…記憶が…と、ミナトの魔法によって記憶が消されたママ。

私のことまで最初は、「エーリ…あれ、マーリン。」と呼んでいたが、時が経つに連れ、「マーリン。分かる。私、分かる」と言っていた。

で、「パンツは?」と私が聞くと、「頭が痛くなる」と言っていた。

「ごめん」とミナトが謝る。

母は、すかさず「ミナトは、謝るし、何かした?」と、何故か自分を疑う始末…。

「はぁ、記憶魔法よ」と教えてあげた。

すると、「はぁ?」と、ママが言った。

その時だった。

呪文は、一秒に一回程度。

私は、本当は、一秒に二回出来たけど、母にも秘密にしていた。

後に幸福が訪れることとなる…。

「えいっ」と、思い切り呪文を唱えて勢い良く飛び出した言葉がまさかの「マーリン」だった。

「えっ?お母さん、それ間違ってる」と思った瞬間、口にしていた。

「えっ?」

もしかしてこの娘…

「私よりも賢い?」と、見抜かれた時だった。

「えいっ」と、密かに魔法を掛けて先程の間違った術式を正しい術式に変えて、呪文を唱えるフリして呪文無しで魔法を使っていた。

私の中では、日常茶飯事だった。

他の子達は、呪文が無いと魔法が使えなかった。

「えっ?」というママに、「えいっ」と、魔法を掛けて時を忘れる魔法を掛けた。

危害は、ない。

勿論。

マーリン様と言って、一番偉い女王様だったからね。ここだけの話、誰にも“自慢”しなかったわ。

陰ながらの“女王”だった。

2年前に決まった。

あの儀式も遣り遂げて2年に至る。

「儀式かぁ…」と呟いた時、母が何か言った。

「愛して」

「ん?」と思った。

男になりかけてる?てことは、パパを裏切ったってこと?でもまだ決まったわけじゃない。

「焦らないで。決めて。どっちが好き?」と、私は、母に質問してみた。

「こっち。胸がトキメクのー」と言っていた。

「幻よ」

ママは、こっちなのに…

と思った時だった。

「あなた…」あ!というママの反応の後にパパが「ちゅっ」と、頬にキスをし、唇にキスした時だった。

「パシーン」と、リビングに響き渡る音。

それは、大変な騒ぎだった。

「待って。落ち着いて。今、ミナトの魔法にやられてて」と、説明をしたのにとばっちり。

「痛いっ。お父さん、私は、悪くないわ。ただ直そうとしただけで」と説明をした。

「これは」と言っていた。

「高度な技だぞ。お前がこんな技を使えるわけない…いや、どこで…一体どこで覚えたんだ?いえ。言うんだ」と、脅されてしまった。いや、笑ってる場合じゃなくて本当に怖かった。下手したらホウキが飛んできそうな勢いだった。

今となっては、昔の話。

「こんな高度な魔法学べるか…編み出したのか?」

「えっ?あ、うん。そんなとこ」

“ロビン”との“秘密”だった。

あれは、2020年6月10日の事だった。

「まだ?」と言うと、「いいよ」と言ってくれた優しい少年。

名前は、Rashと聞いた。

Rashは、格好良くて有名だった。人気者だった。

私は、Mariaと名乗った。

“女王”である事を隠した。

“女王”それは、命を育む人達には、申し訳ないけれども要らない子はいないという意味で、名付けた。

女と書いて王と書く…

その意図は、かわいいだった。

「ありがとう」と、ママが言った。

記憶を取り戻したらしい。

パパに抱き着いて泣いていた。

ミナトには、秘密にしてあげた。

「ありがとう」と言う前に「マーリン!あんたのせいでしょう」と、母に責め立てられた。

怖い…という印象だった。

ミナトは、一人息子。

“魔女”にとって“それ”は、自慢だった。

気持ち良い“セックス”を主人としているという象徴アピールだったからだ。

とはいえ、その場にいないといけない私が姿形をエリナというミナトの彼女によって変えられ、ずっとその場にいないといけないのに学長に呼び出されて殺されかけた事等兄に言えなかった。

ずっと好きだった。

お姉ちゃんが…あれ、違う。

お姉ちゃんじゃないのに、ミナトの話をしようとしたら“お姉ちゃん”という単語が出るようになっていた。

怖い…と思った。

翌日手紙で謝られた。

嬉しかった。

“恋”に等しかったが“恋”では、なかった。

単なる“憧れ”だった。

ロビンと出逢った時に感じたそれこそが“恋”だと“確信”に変わり“気持ち良さ”になっていった。

ロビン…。

彼の名前だった。

最も本名は、別。

手紙で謝られた時ミナトは、言った。

「ありがとう」と。

“名前”についてだった。

“ひねくれ”に対しての“問題”では、なかった。

「名前さ、これで呼んで」と言われ、困った。

“愛してる”と呼んでくれとか“キモい”とか“好き”とかよく分からないが“溺愛”と書かれていた。

“好き”と書いてあって戸惑ったのは、覚えていた。

ミナトの彼女のエ…なんとかさんは?とも思ったが、かき消した。

ずっと手紙のことは、ずっと覚えていたが“ある事”をきっかけに忘れていった。

“好き”って何だろう?という感覚にもなった。

「手紙…ありがとう」とだけ言った。

「みんなからは、えりなと呼ばれてる」と言っていた。

この時に気付くべきだったが、分からないことがあった。“彼女”の“存在”だった。

母は、言っていた。反対しすぎた…と。後悔の念で裁判に立っていた。2023年3月18日だったことは、覚えていた。ちょうど…愛するあの人の…お祝いの日だった。

「みんなに付けられた名前だった。俺には、時間がない」とミナトは、言っていた。

それが彼の口癖だった。

嫌だ。

彼って。言い方が、誘導されているようで嫌だった。

言い方的に付き合ってるみたいで嫌だと思った。

生まれた時の体重と身長と血液型と指紋と顔の印象の比率が合わないとツインレイとは、認められない時代だった。特に重要なのは、“同時刻”に生まれ、尚且つ母が違うことが絶対条件だった。

“同時刻の兄妹”ということがツインレイの絶対条件であることを知らずに育った私。私だけ置いてけぼりだった状態が半年も続いた。ロビンから聞いて分かったことだったが、皆よりも三年も遅れて知った。大事な事に気付かなくてロビンには、“苦労”を掛けた。

「ツインレイ…」私の相手の名前は、タージン。名前で出ていた。タロットみたいな占いで出ていた。昔は、禁じられていない魔法だった。占いも実は、“魔法”である。

“呼び名か…。”

そう思った時だった。

エリーナが帰って来た。

ミナトだ。

気まずかったが、笑ってみせた。

そのような過去を持つ私達だ。

「Rash!そろそろ出番!本番」という私の声と共に歩いた“軌跡”。2022年3月。私達は、撮影地に来ていた。

この日は、とても暑く夏のように感じたことだけは、覚えていた。

Rashは、言った。「未来に飛んでみるか?」と。冗談だと思っていた。だからあの時、私は、笑ってみせた。

撮影は、続く…。

速攻で、あの日の出来事を思い出した。

Rashに告白されたあの日のことを…。

この日記は、気になるが、撮影に集中をした。

Rashと決めた掟は、必ず“二人”で見ることだった。

二人以外で見ないことだけは、約束した。

次の日奇跡が起きる。

撮影で、告白されたのだった。

セリフには、ない言葉だった。皆気付いた。恥ずかしくなったが、嬉しかった。恥ずかしさで叩いてしまってごめんと思っていた。ずっと…私の秘め事だった。

「叩けー!叩くんだ。」と、声が聞こえてやっただなんて言えなくて…。

撮影は、2日かかった。そして、最終日…

「ありがとう。愛して」と、私の声を塞ぎ、彼は、言った。

「バーカ。俺の台詞だって。俺、愛してるんだから傍にいろ」と、Rashがロバート役として言った台詞だったが、このような台本は、なかった。

愛してる。

ちゅーでもしてやっか?

みんなの前で。

でもこいつ「めっちゃシャイやんな」

「えっ?」

赤面に染まるとは、このことを言うのだろう。

「Maria!愛してるぞ」と言っていた。

あの日は、ずっと忘れない。

9月13日だ。

「ねぇ、この日記には、6月13日って書いてある」

「私達の事じゃないのかも」

「うーん。微妙だな」と、彼は、言って“悲しげ”に笑っていた。

心は、泣いていたのかもしれない。

もっと信じれば良かった。

Rash。今、私…約束を破って…あなたに会いたい一心でこの日記を見ているわ。

あなたに逢いたい…と思った時だった。

タイムスリップしたような感覚に陥った。

そして、その“瞬間”は、訪れた。

体が浮くような感覚だったことだけは、言っておく。

“好き”“嫌い”“好き”“嫌い”“好き”“嫌い”“好き”“嫌い”。何も見えないところから文字が見えるようになった。

この日記…もしかして…私の過去の?と思った時だった。

ミナトー!という女の人の声が聞こえてきたように思えた。不思議だった。恩恵だと思った。それとも魔法学校時代の名残?かもとも思った。とにかく大切にしようと思った。

その時だった。私は、眠りに入ったのだと思う。眠くなったから…。

起きた時にもう一度本を開けてみたけれど、不思議な声は、入ってこなかった。

続きを見てみることにした。

やっぱり…。書かれてる。“ミナト”と。幸せになればいいのにと思えた頃に連絡が入る。

“結婚しよう”と。プロポーズだった。

私は、本に夢中になり、返事をするのに2時間もかかってしまった。

駄目だと思ったRashは、次に行こうと女の子に連絡していた。みゆさんという人だった。付き合っている段階で私が返事したところで、縁が切れ、別れたと言っていた。周りには、片思いの相手と嘘を付き、交際3年目になっていた時に私から連絡来たことにしていたらしい。

実際的に3年も裏切られていた。怖かった。

私には、恋人がいた。
もう逢えなくなって3年目になる。
死んだと聞かされた。
小学校5年の時だった。
初恋相手だったことは、Rashに隠していた。
今でもバレていない私の秘密だ。

物語と重なるところがあった。名前や、雰囲気、何から何まで似ていた。怖くなった。Rashに逢いたくなった。もう…私のじゃないのに…。

Rashが事故にあって3年目の時だった。いきなり“彼女”と名乗る女が現れた。私が当時結婚していたのに…お偉いところの“お嬢さん”のようで、私を目の敵にし、私の目の前でRashにキスした卑怯者だった。

私は、記憶を失った。

Rashもきっと、そのような状態だったのだろう。

怖くなった。

占いでは、“明日死ぬ”と暗示が出ていた。

怖いことに“解除”が必要だった。

そこで、動くのが神様だ。

神様の仕事もこの本には、ぎっしり書いてあった。

①休むこと
②願いを聞き入れること

二つしか書いてないその本の内容は、よく分からなかった。ただ、危険と書かれていて怖くなった。Rash、ごめん。ありがとうと思った時だった。

その通りだと声がした。

お前を許すとも聞こえた。無視するのは、やめようと思った。ごめんと心の中で謝った時だった。神様がRashとどこかのお偉いさんのお嬢さんとキスする前の過去に私を飛ばしてくれて、「Rashは、そこにいる。絵本の中に入ったと思うなよ」という声が聞こえた。奇跡だった。ありがとうという気持ちにかられて、キスを止められた。嬉しかった。

あぁ、本に感謝した時だった。奇跡が起きたみたいにきれいな光と共に涙が溢れた。「これは、あなたよ。過去を…過去を思い出すの」という声が聞こえた。

「はい…」自然と出た言葉だった。

「それでいいのです」と、声も聞こえた。

統合失調症とは、よく言ったもので、東価という通貨にいじめられると動くらしいの。

通貨も安いとかで…。

私は、目を閉じた。そして、再び本を開けたが、また閉じた。Rashと共に読む為に…。

Rash!と呼ぶと、すぐ返事が来た。

今忙しいと、そして、落ち着いた頃に二人でまた見始めるのだった。

私達は、溺愛した。

本の中身は、このようだった。

「占いでは、もう嫌いって出るのにー」とよく呟いていた。

ミナトの事だった。

“名前”の“呼び方”どれがいい?と、聞かれていた。“答え”が出せないまま2年も過ぎた。

きっと罰が当たったのだと思った。

「名前か…」と思った時だった。

「あいつちくわ」と、誰かが言っていた。

「ミナトの事だぜ」と、くっきりはっきりと聞こえた。

「なんで?」と思った。

「ミナトは、悪くない」と、突っ込んだ。

「殺されるー」と、ある男の子が言う。

ハデスの仲間だ。

危ないし、怖いし、みんなが避ける相手だった。

「殺されろー」と、男の子二人がじゃれ合って遊んでいた。

私が殺される?と、闇雲に走るのを止めた。

二人VS一人では、敵わないからだ。

しかも“男”となれば“力”も強い理由で、敵う理由ない。

それに比べて私は、まだ1歳3ヶ月になる“妹”がいた。

“守らないと”という使命感に駆られた。

「ミナトを返せ」と、思わず言っていた。

“それ”は、僅かだった。

だが、“匂い”で分かった。

“愛してる”と言った“兄”の事を思うと気持ちが痛かった。

“私は、愛してなどいなかった”からだった。

「残念。もう遅い」と、エデンが言う。

「生贄だ」と、アデスが言った。

「もう遅いぞ。てんてんむし」と言っておちょくられたが、マーリンは、賢く生きた。

ふと遠くに飛んでみせた。

ホウキに乗りながら…。

暫く経った頃に声を掛けられた。

「見ない顔ね」と、話しかけてしまった。

「愛してる」と3回も声を掛けて来たからだった。

「相手にしないのか。さっきの…ほら、アデスとか言ったか。牛乳だろ」と、ある男性が言った。あだ名だった。牛乳好きな彼のことを皆そのように呼ぶからだった。

声を掛けてきたのは、ロビンという男性だった。

有名だった。

彼は、先生でもあった。

「かしけー。俺惚れた。お前何年?俺は、もう5学。もうすぐ卒業。お前は?」

“5学かぁ。5学年…2歳差か”と思った。

“うざい”と言われてから“2年が経っていた。

言われた方は、覚えていた。

言った側は、簡単に忘れるのだろう。きっと…。”

そのようなことを思っていた時だった。

「キレイだな」と口説かれた。

プロポーズだった。

魔女では、よくある話で、“プロポーズ”それは、“キレイ”と言われたらそれが合図だった。

「私は、今忙しいので」と、断ろうとした。

そしたらいきなり“キス”された。

気持ち良くてとろけた。

甘くて“苺”の“匂い”がした。

「愛されてる」と思った瞬間だった。

「ミナト…」

見られた…と思った。

自然ともう一回していた“キス”を“解く”事が出来なくて“もう一回”と、トロンとした目で言っていたらしい。

“ロビン”は、よく語ってくれていた。

“愛してる”という“言葉”に“愛されてる”という気持ちが備わって初めて“恋”と呼ぶ事を教えてくれた。

気持ちが良くてトロけた。

次の瞬間…

「兄弟で何やってる!エロいぞマセガキ」と、とろみんが言っていた。

「うるせーやーい」と、アダムが言っていた。

「イヴ」

「えっ?」

「お前が名前を言わないからイヴと呼ぶ。俺に着いて来い。一生愛してやる」と言っていた。

「よっ。同時刻の兄妹!」

「愛されてる」と思う瞬間だった。

温かかった。

しかし、祝福の時は、儚く散る。

「ロビン…あれ…」

「同時刻じゃない方の兄つまり、ミナト。あんたと仮名一緒の…兎に角おめでとう。私は、何があろうとも応援する。皆の守り事になる」と、とろみんが言ってくれた。

その時だった。

「お姉さん、気が早いです。俺付き合ってませんから。ちゅっ」と、タージンにキスされたマーリンこと「花束〜Love song〜」の作曲者である私の過去生。

「それを付き合わずと言わずに何て言うの?!もう。気が早くないやん。もう16なんでしょ?結婚なさい。認印あげるから。なんちゃって。いや、でもねーちゃんとしては、嬉しいのよ?でも気が…ほら、いざってなると…」と、何故か“結婚”の話になっちゃってたお姉さんでした。

「てかさ、あれやばくない?めっちゃ怒ってる」

本当は、ミナトが喜んでくれてるとは、知らずに私達は、好き放題に話し始めた。

「まりなちゃん。もういいよ」とタマゴという男の子に“本名”で呼ばれた。

アデス。

本名がやばかった。

何でもお父様がお偉いさん方で、何も言えなかった。

あの悔しさはあったが、今は、耐え時で、堪えていた。

初めてだった。

凄く嫌でキモかった。

途轍も無く怖かった。

強姦だった。

12歳の時だった。

いきなり入れられて山本修平さんとは、別れた。

気持ち良くなんてなかった。

“痛み”しかなかった。

「ミナト」

エリなんとか…じゃなかった。またしてもミナトの彼女の名前が出ない私でした。申し訳がない気持ちでいっぱいだった。

ややこしいことにえりなという人物がいた。ミナトの彼女以外に三人は、いたと思う。

ミナトの友達だった。

本名がややこしい。仕方ない話。母の罰事は、続く…。

「おい、えりな。女の名前与えてやっぞー」

「こっちに来い」と、二人組の男達が言った。

「嫌ー。離して。もう」と、女の子が叫ぶ。またしても緑だ。エヴァーは、よく狙われていた。なんでもハデスの初恋の人とかで有名で…。もう二組のカップルを襲う男達もいた。

合わせて四人だった。

「グレ!行くぞ!」と、私のおじさんが叫んだ。

「ありがとう。父さん」と、叫んでいた。

心は、複雑だっただろう。

奥さんを亡くしたばかりだった。

先月の事だった。

呼び出しが掛かり、呼び出された“クリスマスツリー”というニックネームを持つ男だけれど、女に呼び出されたのが切っ掛けで…

なんでも“まりな”と別の“まりな”を“間違えた”とかで…

でも生きていた。

家族とは、そういうもの。

“本家”は、強い。ずっと繋がる“本家”は、“分家”とは違い、きっと恐らく“根”を上げて“息を潜めて”舞う“桜”のように強い。

だから、本家争いは、絶えない。

「とっちめ成功!父さん。何秒だ?」とグレという私のおじさんの息子様が言った時、悲劇は、起きる。

「ちょっと、ロビン…みんな見てる…恥ず」っと言いかけた時に気付いた。

“おじさん”がいる事に…。

「お前らな。いい加減に…いや、何でも。姪だ。小説書いている少女だ。名前は、まりなだ。結婚もいいが程々にな」と言っていた。

「はい」と言った。

その時だった。

喧嘩が始まった。

今度は、先程ミナトに言った“言葉”を巡る争いだった。

「醜いがな」と、おじさんは、言っていた。

「ありがとう」と言っていた時だった。

「ロビン!危ない」と、咄嗟にカバーした。

「ありがとうな」と言っていた事を覚えていた。

“記憶”が失くなってから数ヶ月前の出来事だった。

「えいっ」と、少女が掛けた魔法が効いて“犯人”に当てる為の魔法が犯人には、当たらずにまりなに当たってしまい、消滅してしまった。

一度死んでしまった扱いだった。

“マーリン!おいっ。嘘だろ”と、ロビンは、落胆。

“信じられねー。訴えてやる”

くそっという気持ちでこう言った。

“もういい。黙れ。俺がやる”と…。

“治癒魔法”だった。

「ごめん」

流石にアデスとエデスが謝って来た。

謝ったのは、アデスの方でみんな驚いてたけれどね。

「あの親父さんのとこの子だぞ」とね。

ずっと昔の記憶…

仲良くしてた男の子がいた。

名前は、ロビ…なんとか。

うさぎが好きと言ってた。

なんでも“まりな”に似てるとかで…。

私は、夢を見ていた。

「あれ、ロビン。…痛っ」と、言った時だった。

思い切り“キス”された。

気持ちが良すぎてトロけた。

喧嘩が起こったのは、2年前。

記憶は、あった。

キスで蘇った。

但し…本物の。

「ミナト…。」と、うなされていたらしい。

「怖い」と、女の子は、泣いていた。

ロビンは、かなり怒っていたが、魔法で恋の魔法に掛けられてとある女の子とキスしてしまった事に何も言えずに泣いていた。

女の子は、“はるか”という名前だった。

切っ掛けは、「ロビンに気に入ってもらえれば許してもらえる。むしろいなくなったらこっちのもんじゃん。」というミキという友達の言った言葉と後に説明していたが、自らが考えたことで、自作自演だったと後から吐いた。

後から吐くくらいなら最初から吐いてくれたら良かったと思うのに。

「ミナト…」

ごめんという気持ちであの時ミナトを無視したから罰が?とも考えた。

分からなかった。

「ロビン…愛して」

「あぁっ。んん。ちゅーっ…」

私達がセックスに到達するまでにそんな時間は、掛らなかった。

「愛してる。そういえば、お前のミナトんとこの解決」

「ちゅ」

「マーリン。キスも良いが…話は、最後まで」

「えっ?いいじゃない。分かるんだから」

「そう、そうだが」

たじたじなタージンがそこには、いた事、私は、ずっと覚えていた。

言えなくてごめん。

「愛してる」

ミナトの件とは、このことで、ずっと言っていた事だった。

“名前”

それは、大事なもの。

例え“仮名”でも…。

ミナトの件で分かった事。

「感謝の気持ち」だった。

感謝の気持ちが足りないと思うようになり、ずっとみんながみんなの名前の事をみんなが呼ぶように私の名前を誰かが呼ぶように、ミナトにだって呼び名があるのに違う名前を呼んだり名付けるのが“うざい”と思うようになった。

ミナトには、本名があり、エリーナじゃないと、思っていた。

私の名前は、マリーナ。

でも本名は、まりな。

言いたい事があるの。

この本を勧めて。友達にでいいの。本当に…。

みんな理解してくれるわ。

だって、本を読むという事は、そういう事だもん。

“賢い”という事よ。

私の名前と教養は、覚えたという所ね。

えっ?

教養が違う意味で使われてる?

いいえ。

昔は、このように使ったのよ。

いい事?

私の言葉は、本物よ。

ミナトの運命と私が言えなかったたった一言。

「ママごめん」

4歳で母を亡くし、その時に私は、思った。

ジャンヌになると。

「言えない誤解を解きたい」

私の夢だ。

その頃、エリーナ事ミナトは、ミナト先生というと誰もが分かるタージン事ロビンに言いたい事があると言っていた。

「先生」と、ある女の子の姿に変身したミナトが声を掛けた。

「おう。お前活きが良いな。気に入った。弟子になれ」と、適当に言った言葉だと言っていたが、“恋”だったのでしょう。

この時魔法に掛けられていたとは、知らずに…。

性別を知ったら気持ちが悪くなるが、ミナトの姿は、女。

先生を騙す為に必死で考えたらしい。

“おめでとう”と言いたかったらしいが、素直じゃなかったミナトがそこにいた。

「先生すき」

ミナト先生にずっと言いたい事があると言っていた事を覆す言葉だった。

「なんだそれ」

と言っていたと聞いた。

「マーリン。焦らすな」と、暖炉の傍でロビンは、言った。

「だって」と言った時に「くしゅん」と、くしゃみが出た。

「くしゃみもかわいいな」と言っていた。

他の女の子には、言わないでね。

私も魔法を使ってしまった事を少しだけ後悔しているわ。

どのような魔法かと言うと、くしゃみをする魔法よ。

でも大丈夫。

私は、平気よ。

だって、“かわいい”と言ってくれたんだもの。

それに、魔法は、体力を使わないの。

ゼロ魔法よ。

最もその中でも私が使った魔法は、誰も傷つかない魔法だけれどね。

「今日こそお前を抱いて子を孕んでだな…」とロビンは、説明していた。

凄く格好良かった。

まさか、あのような事になるなんて…

思いもせずに…。
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