貴方に逢いたくて空を見上げては貴方と過ごした日々を私はずっと忘れない日はないことを貴方と一緒に過ごした日々の中で成長すると同時に愛を知り遥か昔から愛を得ていることを感じ愛を与えることを知る為の物語
第一章
貴方に逢いたくて
空が晴れ、虹が消えかかった翌朝、7時の事だった。
「ありがとう。」と、彼は、言った。
「あれ、いつまで?」と、ミナトは、言うつもりだったと後から言っていた。
彼は、騙されていた。
“魔法”に掛かって20時間、本人も“魔法”に掛けられている事を忘れてしまう“魔法”だった。
ミナトは、言った。
「愛してる」と。
「ありえない」と、咄嗟にひらがなで送っていた。
電子通信といって、誰とでも“会話”できる能力だった。
頭の中に聞こえてくる“声”は、優しく、時に厳しく、私を叱った。
「学校いつまで寝てるんだ」という意地悪な“声”まであった。
私は、支度も“完璧”にしていたのに…。
なんでも隣の家の子の分の請負だったらしい。
一応親戚に当たる子は、冒頭に出てきた主人公“私”の“友達”でもある“エマ”という女の子だった。
この子のせいで…と思った事は、一度もなかった。
だって、気付かなかったんだもん。
私にだって弱点は、あった。
「ありがとう。」と、彼は、言った。
「あれ、いつまで?」と、ミナトは、言うつもりだったと後から言っていた。
彼は、騙されていた。
“魔法”に掛かって20時間、本人も“魔法”に掛けられている事を忘れてしまう“魔法”だった。
ミナトは、言った。
「愛してる」と。
「ありえない」と、咄嗟にひらがなで送っていた。
電子通信といって、誰とでも“会話”できる能力だった。
頭の中に聞こえてくる“声”は、優しく、時に厳しく、私を叱った。
「学校いつまで寝てるんだ」という意地悪な“声”まであった。
私は、支度も“完璧”にしていたのに…。
なんでも隣の家の子の分の請負だったらしい。
一応親戚に当たる子は、冒頭に出てきた主人公“私”の“友達”でもある“エマ”という女の子だった。
この子のせいで…と思った事は、一度もなかった。
だって、気付かなかったんだもん。
私にだって弱点は、あった。