偽りの夫婦〜溺愛〜
運命
僕達は、周りが羨むくらいの夫婦だ。


僕は財閥の御曹司で次期社長、妻は容姿端麗。
僕だって、女に苦労したことない。

僕達は、戸籍上は夫婦だが本物の夫婦ではない。

だって僕達は、お互いに他に好きな人がいるのだから。


でも……
あの時は、思いもしなかった。

双葉をこんなに愛してしまうなんて……



僕はガラにもなく“運命”を信じていた。

信じていれば、運命の相手に出逢えると………

円華に振られて、運命を信じることを諦めてたけど…


僕には、やっぱりいたんだ……!


双葉に初めて会った時、思ったんだ。



“あぁ…出逢えた”って!





朝起きると、腕の中に双葉がいる。
双葉の作った朝ご飯を食べ、弁当を持って仕事に励む。

疲れて帰っても、双葉の笑顔がまた僕に安らぎと元気を与えるんだ。

双葉の柔らかな笑顔。
抱き締めた時の心地よい温もり。
キスをした時の気持ち良さ。
身体を重ねると、これ以上ない幸福を感じる。


偽りから始まった、僕等の結婚生活。





僕はこれからもこの幸せを大切に、双葉と生きていきたい……!










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