「君を愛することはない」ってラブラブハッピーエンドへの常套句じゃなかったんですか!?
“なるほど、そこからなのね!?”
ついさっき、小さい花一輪とはいえ渡して盛大に告白したはずなのにこのよくわかっていないような反応に項垂れる。
六年前からあんなに毎日好きアピールしていたのに何一つ伝わっていなかった現実に愕然としながら、私はもうヤケクソとばかりに声を張り上げた。
「君を愛することはないって、言わばラブラブハッピーエンドへの常套句なの! つまり私は、コルンともっとラブラブでハッピーなエンドを迎えたかったってことなのよッ!」
自分で言うのもアレだがすごく馬鹿っぽい。
いや、散々やらかし続けての今なのだ。
エリーからは当然馬鹿という称号は既に貰っている。
だが、それでもこの直球すぎる説明でやっとコルンにも伝わったのだろう、彼の頬がじわりと赤くなったことに気付き私は目を見開いた。
「そ、れは……本当、ですか?」
「本当!」
思わず食い気味でそう答えると赤い顔を隠すようにコルンが少し俯く。
“でも赤い耳が見えてるわ”
その可愛い反応に胸がときめき指摘したいというイタズラ心が沸いたがやめておいた。
きっと私の方が真っ赤に染まっているだろうから。
ついさっき、小さい花一輪とはいえ渡して盛大に告白したはずなのにこのよくわかっていないような反応に項垂れる。
六年前からあんなに毎日好きアピールしていたのに何一つ伝わっていなかった現実に愕然としながら、私はもうヤケクソとばかりに声を張り上げた。
「君を愛することはないって、言わばラブラブハッピーエンドへの常套句なの! つまり私は、コルンともっとラブラブでハッピーなエンドを迎えたかったってことなのよッ!」
自分で言うのもアレだがすごく馬鹿っぽい。
いや、散々やらかし続けての今なのだ。
エリーからは当然馬鹿という称号は既に貰っている。
だが、それでもこの直球すぎる説明でやっとコルンにも伝わったのだろう、彼の頬がじわりと赤くなったことに気付き私は目を見開いた。
「そ、れは……本当、ですか?」
「本当!」
思わず食い気味でそう答えると赤い顔を隠すようにコルンが少し俯く。
“でも赤い耳が見えてるわ”
その可愛い反応に胸がときめき指摘したいというイタズラ心が沸いたがやめておいた。
きっと私の方が真っ赤に染まっているだろうから。